こんにちは、haggyです。
旅行・留学・ビジネスなどでオーストラリアへ行く予定の方。
何かあったときのために日本食を持って行こうと考えている方もいるでしょう。
気になるのが食品の持ち込みルール。
知らずに持って行くと没収され、最悪の場合は罰金を徴収されることも。
そこで今回は
・オーストラリアへの食品を持ち込む際の注意点
・オーストラリアへ持ち込み可能で長期滞在に役立つ日本食
・日本へ帰国する際、オーストラリアならではのお土産は持ち込めるか
について解説していきます。
国内・海外問わず旅行が大好き。
原点は2度のオーストラリア留学。オーストラリアが気に入りすぎて2回も行っちゃいました。
1回目はブリスベン、2回目はケアンズ。
異文化に触れたことで価値観が激変。行って良かったと実感。
留学を通じて得た体験をシェアしたくて記事を書いています。
この記事でわかること
オーストラリア | 食品持ち込みの注意点
まずはオーストラリアへ食品を持ち込む際の注意点から見ていきましょう。
特にオーストラリアへの留学で、ホームステイの予定がある方。
私や友人も経験しましたが、食事の量が少ない。
▽食事の量が少なくて困ったエピソード
参考オーストラリア留学で気をつけること12選&留学前にすべきこと
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日本食は持って行くと心強いです。
しかし、オーストラリア固有の動物や植物、環境を守るため検疫が厳しい国でもあります。
食品関係でオーストラリアに持ち込めない物がこちら。
- 開封された肉製品(ソーセージ、チョリソ、サラミ、スモークや乾燥させた自家製の肉、肉が入った月餅など)
- 未加工の肉や魚
- 卵、卵製品
- 乳製品
- 果物、野菜
- 野菜や果物の種子(カボチャやヒマワリの種など)
- ハーブ、薬草
厳しいですが、
生はダメだけど、加工されたものはOK
といった物もあります。
在日オーストラリア大使館公式サイトでは、次のように書かれています。
原則、缶詰およびレトルト以外の肉製品や商業的に加工されていない海産物、卵、果物、野菜、豆類などの持込は禁止されています。持込が許可されている場合でも、特定の食品(例:乳製品、魚・魚製品、蜂蜜、肉・肉製品)や動植物製品などは入国時に申告し、検疫官の指示にしたがって検査を受けてください。
というわけで、肉や魚、卵、乳製品についてもう少し細かく見ていきましょう。
肉、肉製品
肉については、開封されたものや未加工の肉が持ち込み禁止とされています。
ソーセージ、チョリソ、サラミ、スモークや乾燥させた自家製の肉、肉が入った月餅などはNGですが、次のような肉製品は持ち込み可能です。
ポイント
・常温で6ヶ月以上保存可能な市販の缶詰やレトルト、瓶詰めされたもの
・肉片や牛脂、豚脂が含まれていないカレーのルウ
・ジャーキーなど(商業的に製造され、長期常温保存可能な市販品に限る)は、個人消費目的の場合1kgまで持込可
※口蹄疫清浄国で生産されたもの限定
カップラーメンにチャーシューなどの肉製品が入っていても、長期常温保存のものであれば持ち込み可能です。
魚、魚製品
魚も開封されたものや未加工品は持ち込み禁止。
次のような魚製品は持ち込み可能です。
ポイント
・サケ科の魚・魚製品 ▷ 缶詰、レトルト、瓶詰め製品
・サケ科の魚・魚製品 ▷ 頭と内臓を取り除いた切り身(一切れ毎の重量が450g以下)
・サケ科の魚・魚製品 ▷ 頭と内臓を取り除き、塩漬け・乾燥・燻製にしたもの
・包装された市販品(未開封)のサケ科以外の魚卵
・顆粒/粉末だしなど、魚由来の調味料
卵・卵製品
小腹が空いたときに重宝するゆで卵は持ち込み禁止です。
悩みどころなのが、卵が含まれた製品。
卵が含まれた製品は次の条件を満たしていれば基本的に持ち込み可能です。
ポイント
・常温で6ヶ月以上保存可能
・商業的に製造・包装された製品
・1kgもしくは1リットルまでの量
例えば、マヨネーズ・麺・卵入りのカップラーメン・ふりかけ・親子丼の素・チャーハンの素・卵がゆなどは持ち込み可能です。
他にも、ビスケットやカステラなど、加熱加工され常温保存可能なお菓子は持ち込みできます。
乳製品
乳製品は次の条件を満たしていれば持ち込み可能です。
ポイント
・口蹄疫の清浄国と認めた国・地域で生産、加工された製品
※日本は清浄国
・固形の乳製品は10kg、液体は10リットル、液状の濃縮食品は2リットル、乾燥食品は2kgまで
乳児を連れてオーストラリアへ入国予定の方にとっては、「乳製品NG」と聞くと心配ですよね。
乳児同伴の場合は、ボトルに入れたミルクと開封済みのベビーフード1個も持ち込み可能です。
これまで説明した持ち込み可能な物であっても、申請が必要な物もあります。
機内で入国カードが配られるので、当てはまる項目の「はい」に×印をつけて申告しましょう。
申告する際、違反していないことや原材料名などは英語で説明できるとスムーズです。
「あれこれ聞かれるのが面倒だから、ちょっとくらいだし申告しなくていいや」
なんて申告せずに引っかかると、没収だけでなく罰金を徴収されることもあります。
係員に「何入っているの?」と聞かれ答えたら、荷物を開けられずに通れたこともあります。
ユルユルかと思いきや、しっかり開けられてインスタントの味噌汁を指さされ
「ミソシルデスカ?」
と聞かれたことも
後々面倒なことにならないために、申告が必要な物は申告しましょう。
「これって申告した方がいいのかな?判断に迷うな」
という場合も、とりあえず申告しておいた方が良いです。
オーストラリア留学で役立つ日本食
持ち込みルールがわかったところで、オーストラリア留学で役立つ日本食をご紹介。
・申告が必要な日本食
・申告不要な日本食
に分けて紹介していきますね。
申告が必要な日本食
オーストラリア留学で役立つ申告が必要な日本食はこちら。
申告が必要
- カップラーメン、卵が10%以上含まれる袋麺
- インスタントの味噌汁
- サトウのごはん
- ふりかけ
- 親子丼の素
- チャーハンの素
- 卵がゆ
- 梅干し(種入りの自家製梅干は不可)
- はちみつ入りの飴やお菓子
- 鮭とば
- するめいか
- むしりこまい
最後の3つは、小腹が空いたときに尊い食べ物。
個人的に今なら絶対に持って行く物です。
ホームステイ先は郊外になることも多く、徒歩圏内にスーパーやコンビニは無いと思った方が良いでしょう。
そんなときに手軽に食べられる日本食は大活躍。
全て未開封で荷物に入れましょう
カップラーメンだけでなくインスタントの味噌汁もおすすめです。
しかし、私はホームシック真っ只中のときに大好きなみそ汁(インスタント)を飲み、より日本に帰りたくなってしまったという苦い経験が。
▽その他ホームシックのエピソード
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申告不要な日本食
オーストラリア留学で役立つ申告不要な日本食はこちら。
申告は不要
- そばやうどんの乾麺
- 緑茶
- 十分に加熱加工されており常温保存可能な焼き菓子の市販品(卵入りも含む)
- せんべい
- ピーナッツ入りの柿の種
ここで気をつけたいのがクッキー。
クッキーは申告不要で持ち込みできますが、クリームが挟まったクッキーは持ち込みNGなので注意が必要です。
申告不要のものであっても係員の捉え方や判断により、没収されてしまうこともあります。
友人は市販のマドレーヌを没収されていました。
不安な場合は念のため申告するのがおすすめです。
ホームステイ先の食事が足りなかったときや、日本食が食べたくなったときにお役立てください。
その他、留学に必要な物は下の記事を参考にしてみてくださいね。
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オーストラリアならではのお土産、実は日本へ持ち込めない!?
日本へ帰国する際、家族や友人にオーストラリアならではのお土産を買って帰りたいですよね。
しかし、海外旅行へカップラーメンを持ち込む際の注意点記事にも書きましたが、
日本へは肉や肉製品の持ち込みは原則禁止されています。
では肉製品に限らず、オーストラリアならではのお土産は日本に持ち帰ってもいいのか気になるところ。
主な人気のお土産(一部変わり種も含む)はこちら。
オーストラリアならではのお土産
- ビーフジャーキー
- カンガルージャーキー
- ワニ肉
- わさび味のマカダミアナッツ
- TimTam
- ベジマイト
- T2の紅茶
- ワイン
そしてこれらを持ち込みできるか〇×△で一覧にしたものがこちら。
人気のお土産 | 持ち込み可否 |
ビーフジャーキー | △ |
カンガルージャーキー | △ |
ワニ肉 | △ |
わさび味のマカダミアナッツ | 〇 |
TimTam | 〇 |
ベジマイト | 〇 |
T2の紅茶 | 〇 |
ワイン | 〇 |
意外にも「×」が無いんです。
しかし、注意が必要な物もあるので、1つずつ解説していきます。
ビーフジャーキー
噛めば噛むほど口の中にうま味が広がり、ビールやワインにも合うビーフジャーキー。
食べ始めたらクセになります。
そんなビーフジャーキーは肉製品に当てはまりますが、
オーストラリア政府機関が発行した検査証明書が貼られているものは持ち込み可能です。
画像引用元:農林水産省公式サイト
検査証明書が添付されていないビーフジャーキーは持ち込み不可ということです。
シドニーのコンビニでは検査証明書が添付されたジャーキーはありませんでした。
お土産屋さんの店員に「日本へ持って帰れるよ。お土産にどう?」と言われても、検査証明書が無いと持ち込めないので覚えておきましょう。
そして、検査証明書があっても動物検疫カウンターで検査が必要です。
さらに開封してしまうと認められないので、未開封の状態で検査を受けるようにしましょう。
Visit Japan Webで申告する際は、4ページ目で「はい」にチェックします。
そして、検疫カウンターへ行きましょう。
カンガルージャーキー
オーストラリアといえばカンガルー。
そんなカンガルーもジャーキーがあるんです。
正直なところ、個人的にはビーフジャーキーの方が美味しいと思っています。
「硬っ!
なんだこれ!?」
が初めて食べた印象でした。
しかし、変わり種なお土産としては面白いですよね。
そんなカンガルージャーキーはビーフジャーキー同様、
オーストラリア政府機関が発行した検査証明書が貼られているものは持ち込み可能です。
持ち込む際は未開封のまま動物検疫カウンターで検査をしてもらいましょう。
ワニ肉
オーストラリアには変わり種の肉もあります。
それがワニ。
小さい頃「鶏のから揚げ」と言われて食べたら、実はワニ肉のから揚げだったという経験があります。
それくらいワニ肉は味・食感ともに鶏むね肉と似ています。
ワニ肉と言われていなかったら鶏むね肉と信じていたほど。
オーストラリアにはワニ肉のビーフジャーキーもあります。
ついでに言うと、エミューというオーストラリアにいるダチョウに似た鳥のジャーキーも。
▽動物園で友人とボランティアをしていた際に撮影したまだ幼いエミューたち
ワニやエミューのジャーキーもビーフジャーキー同様、
オーストラリア政府機関が発行した検査証明書が貼られているものは持ち込み可能です。
持ち込む際は未開封のまま動物検疫カウンターで検査をしてもらいましょう。
わさび味のマカダミアナッツ
ケアンズに留学していた際にナイトマーケットで見つけたわさび味のマカダミアナッツ。
ローストしたマカダミアナッツにわさびのパウダーがまぶされているもの。
マカダミアナッツのほのかな甘みにわさびのピリッとしたアクセントが混ざり合い、食べる手が止まらなくなります。
ビールやワインのつまみにも最高!
わさびが苦手な方でなければお土産で喜ばれます。
わさび味のマカダミアナッツは、日本へ持ち込めます。
検疫を受けなくても持ち込みできるので、スーツケースに入れてそのまま通過してOK。
検疫なしで持ち込めるのは、あくまでもローストされたマカダミアナッツ。
生のマカダミアナッツは植物検疫カウンターで検査が必要です。
TimTam
濃厚なクリームをサクサクのビスケットで挟み、チョコレートでコーティングした人気のお菓子TimTam。
留学したとき、学校の先生やホストファミリーにめちゃくちゃおすすめされました。
激甘なので、1個だけでも食べ応えあり。
コーヒーと一緒に食べると甘さが中和されます。
そんなTimTamはオーストラリア土産にピッタリ。
スーパーで簡単に手に入ります。
「日本でも買えるのでは?輸入菓子コーナーで見たことあるけど・・・」
と思うかもしれません。
しかし、オーストラリアには日本には無いフレーバーのTimTamがたくさんあります。
日本での申告は不要。
ぜひオーストラリア限定のフレーバーを見つけてお土産にしてみてはいかがでしょうか。
ベジマイト
ベジマイトとは、オーストラリアで製造されている発酵食品。
そして、「不味いもの」として知られています。
罰ゲームのお土産として買って帰る方も多いくらい。
ホームステイ先にもありました。
その家でホームステイした歴代の日本人から不評だったため、私に勧めてくることはありませんでした。
ホッとしたのもつかの間、学校で開催されたBBQパーティーにベジマイトが登場。
留学生はみんなチャレンジすることになったのです。
チョコクリームや濃いジャムのような見た目ですが、嗅いだことが無い強烈な臭い。
油断しているときにバレーボールが顔面に当たったレベルでしんどい臭いです。
少しだけ舐めてみると案の定
「ムリ-!!!」
と叫びたくなる味でした。
あまりありがたくはないですが、申告不要で日本に持ち込めます。
話題作りのお土産にいかがでしょうか。
T2の紅茶
メルボルン発祥の紅茶ブランドです。
紅茶ブランドのパッケージにしてはシンプルで、そこがまた目を惹きます。
日曜日の☀️
オーストラリア🇦🇺土産のT2紅茶🫖☕️とバームクーヘン✨
まったりしてから尾鷲に走る💨 pic.twitter.com/N0ynSjwHyL— 優子 (@kumanosi) March 3, 2024
成城石井で手に入りますが、TimTam同様オーストラリアでは種類が豊富。
可愛いパッケージの紅茶も売られているので、ジャケ買いしてもいいですね。
日本へは申告なしで持ち帰れます。
ワイン
ワイン大国の1つでもあるオーストラリア。
ディナータイムが待ち遠しくなるようなワインがたくさん売られています。
オーストラリア留学中、レストランのディナーでワインと共にカンガルージャーキーが出てきました。
先ほどビーフジャーキーの方が美味しいと書きましたが、白ワインとカンガルージャーキーは合うと思います。
ワインは760mlのワイン3本までなら、申告なしで日本へ持ち込み可能です。
注意ポイント
手荷物ではなく、必ずスーツケースに入れて持ち帰りましょう
4本以上のワインを持ち帰る場合は申告が必要になり、関税を支払います。
とは言っても1本あたり170円程。
重たいので大量買いは難しいかもしれませんが、お酒好きの家族や友人にはいいですね。
この他にも日本に持ち込めるか迷った物があれば、オーストラリア滞在中にインターネットでチェックしてみてください。
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まとめ
食べ物の持ち込みが厳しい国でもあるオーストラリア。
特に肉や魚、卵、乳製品の持ち込みは気をつけましょう。
とはいえ、日本が恋しくなったときや小腹が空いたときに役立つ、持ち込みOKな日本食も多くあります。
適度に日本を思い出しながら素敵なオーストラリア生活をお過ごしください。
また、オーストラリア土産が日本へ持ち込めないことも。
「これって日本に持ち込める?」
と思ったらインターネットでチェックしてみてくださいね。
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