こんにちは、haggyです。
スペイン巡礼で気になるのがアルベルゲ(巡礼者専用の宿)でのシャワー。
アルベルゲは共用のシャワーなので、
・綺麗なの?
・シャンプーやボディソープはある?
・脱衣所や荷物入れるロッカーはある?
・シャワー浴びるとき注意することは?
と疑問がたくさんわくでしょう。
これら全て私が疑問に思ったことです。
というわけで、実際にスペイン巡礼し、毎日シャワーを利用した私が「スペイン巡礼 シャワー事情」について解説していきます。
スペイン巡礼を経験して
これまで自分が人に助けてもらうなんて「甘え」だと思っていた。
でも見返りを求めない優しさがそこらじゅうにあった。
そして私はポンコツすぎた。。。
2025年5月~6月、スペイン巡礼にてフランス人の道を歩きました。
フランスのサン=ジャン=ピエ=ド=ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまで、その距離約780km以上。
日々限界を超えて歩いていくなかで、多くの失敗をし、泣きたくなる出来事に遭遇し、でもそれ以上の喜びと楽しさ、感動を味わいました。
毎日が宝物のような日々。
人生観すら変える旅だったからこそ、日記では嘘偽りなく全てをぶつけたい。
汚い体験・嫌な思い出・準備不足だったことも全て包み隠さず。
・海外旅行の体験談を読みたい方
・スペイン巡礼がどんなのか知りたい方
・スペイン巡礼をしようか迷っている方
が楽しめて参考になるように日記を綴っていきます。
▼スペイン巡礼の日記を読む▼
この記事でわかること
スペイン巡礼シャワー事情。アルベルゲにシャンプーやボディソープはある?
サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサダのアルベルゲ日本のビジネスホテルへ行くと、浴室にシャンプー・リンス・ボディソープあり、洗面台にはハンドソープ兼洗顔フォームが置いてますよね。
私は出発前、
全てのアルベルゲには無いとしても、アルベルゲによってはシャンプーやボディソープが置いてるところもあるだろう
と思っていました。
ところが無いんです。
シャンプーやボディソープは当たり前のようになく、ハンドソープはアルベルゲによってはあるという感じでした。
トラベル用のシャンプー、リンス、ボディソープを持って行き、シャンプーなどが置いてあるところではアルベルゲの物を使おうとしていたのですが、ものの数日でなくなりました。
早々にボディソープがなくなり、シャンプーで洗っていたのは秘密です。
ポイント
シャンプーやボディソープは期待せず、自分のを持っていきましょう
シャワー室に脱衣所や荷物を入れるロッカーはある?

シャワー室には基本、脱衣所がありません。
私が宿泊したアルベルゲで脱衣所があったのは2か所くらいでした。
ではどこで服を脱ぎ着するのか。
シャワーブース内で全て済ませるのです。
シャワーブース内で服を脱ぎ、シャワー後もシャワーブース内で身体を乾かし服を着るのです。
ここで疑問に思うのが、脱いだ服やバスタオル、これから着る服はどこに置くんだい?ということ。
はい、アルベルゲには脱衣所がないので、ロッカーもありません。
荷物の全てをシャワーブースに持ち込み、狭い個室で着替え・シャワー・貴重品管理の全てを完結させなければいけないのです。
荷物の保管方法は、シャワー室のドアにS字フックをかけ、それに荷物を引っかける。
ポイント
荷物をかけるフックが、ドアについているアルベルゲもある。
フックは50%の確率であった。
S字フックをかける際に困ったのが、ドアが高すぎて、S字フックが中々届かなかったこと。
身長154cmの私には至難の業でした。
さらに気を遣うのが、ドアとシャワーの距離が狭い場合、当然荷物が濡れるということ。
・荷物が濡れるのを気にする
・貴重品を水から守る
・他人の髪の毛がシャワーの壁にくっつきまくっているなかで、効率よく浴びねばならない
という私にとっては落ち着いてシャワータイムを楽しめない地獄の時間。
「さっさとこの苦行を終わらせたい!」と思いながら憂鬱なシャワータイムを過ごしていました。
中にはシャワーフックがついていないアルベルゲもあって、シャワーを上部に固定して洗えなかったことも。
さらに強烈な情報をぶっこむと、シャワーやトイレが男女共用のアルベルゲもざらにあります。
男女共用といっても全てシャワーブースで脱ぎ着含め済ませるので、裸で出くわすなんてことはないし、男女共用だからといって誰かがスケベ根性を発揮することも皆無だったので、その点は安心して大丈夫かと。
とはいえ今までいかに良い環境でシャワーを利用していたかが身に染みたのでした。
裸足でシャワーは浴びれなかった

少し潔癖気味の私にとって、シャワーや洗面所などの水場は大の苦手。
壁や床に他人の髪の毛や石鹸カスが付いているのは耐えられませんでした。
というわけで、裸足で入ることはできなかった私。
シャワーには毎回ビーサンを履いて浴びていました。
でも私だけかと思いきや、ほとんどの女性巡礼者がビーサンを履いて浴びていました。
▽フランス人の道でダントツワースト1位はログローニョのアルベルゲ。
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参考スペイン巡礼日記⑧ | 7日目、27km踏破!ログローニョで最低のシャワーと最高の夜
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水はけが悪い・お湯がぬるい・水圧が弱いは想定内

アルベルゲのシャワーでさらに覚悟をしておいた方がいいのは、
・水はけ
・お湯のぬるさ
・水圧の弱さ
です。
アルベルゲでは多くの巡礼者がシャワーを利用するため、次第に排水溝に髪の毛がたまり、水が流れなくなることが。
また、十分に温かいお湯が出ないこともあるので、少し肌寒い日にシャワーを浴びると寒かったです。
私自身水圧の弱さは体験したことありませんでしたが、時折「あのアルベルゲは水圧が弱かった」という声を聞いたことがあるので、あるあるです。
シャワーと同様にドライヤーについても詳しく書いた記事があるので、参考にしてくださいね。
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参考スペイン巡礼ドライヤー事情。実体験から持っていくべきか語ってみた
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ホステルやホテルのシャワーは比較的キレイ

巡礼中ホテルに1回、ホステルには何度か宿泊しました。
やはりアルベルゲと比較するとホテルやホステルの方がシャワーは綺麗でした。
レオンで泊まったホステルのシャワーは、水はけが悪かったけど。
▽パンプローナのホテル

とはいえアルベルゲは自治体、教会、修道会などをはじめ、かつての巡礼者がホスピタレイロを善意でしているので、あくまで最低限の設備。
そこにシャワーが汚いだの文句は言えません。
私自身そこはもちろん理解して宿泊していたので、そういうものだと思って利用していました。
が、やっぱり水回りを利用するのはガマンタイムでした。
そしてシャワーと同じくらい悩んだのがインターネット。
正直アルベルゲのWiFiは弱かったです。
インターネット事情については下の記事に詳しく書いてあるので、参考にしてみてください。
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参考スペイン巡礼インターネット事情~WiFiはある?SIMは必要?~
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スペイン巡礼、シャワーに必要なアイテム12選

シャワーに持っていくアイテムはこちら。
シャンプー、リンス、トリートメント、ボディソープ、ボディタオル、S字フック、バスタオル、替えの下着、替えの服、着ていた服を入れる袋、防水の貴重品入れ、ビーサン
シャンプー、リンス、トリートメント、ボディソープ、ボディタオル
アルベルゲにシャンプー類は置いていないので、持参しましょう。
【これらのアイテムを入れるもの】
ポーチに入れる方が見栄えはいいんですが、それだとポーチの重量が重くなるため、ビニール袋に入れていました。
アルベルゲによってはシャンプー、リンス、トリートメント、ボディソープ、ボディタオルを置く台がないことも。
1回1回袋から出し入れして使っていたので袋は常にビショビショでした。
S字フック
服や貴重品が入った袋をかけておくためのS字フックで、100均にあるもので十分です。
私は2つ持っていったS字フックは、老犬介護時に皮下点滴用に使っていたもの。
かなり思い入れのあるS字フックでした。
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参考スペイン巡礼、フランス人の道~私がカミーノに挑戦した5つの理由~
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バスタオル
自宅で使っているようなふわふわの大判バスタオルを持っていくと、重い&かさ張ります。
というわけで私が持っていったのはセームタオル。
自宅で使っているバスタオルと比べるとふわふわ感はありませんが、素早く乾かすのに大活躍。
狭いシャワー室で着替えを含め済ませなければいけなかったので、速乾はとても役に立ちました。
シャワー時以外はコンパクトに収納でき、ループがあったのでS字フックにもかけられ便利です。
替えの下着、替えの服、着ていた服を入れる袋
ロッカーがないアルベルゲがほとんどなので、シャワーには替えの下着・替えの服を持っていかなければいけません。
袋は、
・替えの下着と替えの服を入れる袋
・着ていた服を入れる袋
の計2枚必要です。
これらも軽量化を重視し、ビニール袋を使っていました。
防水の貴重品入れ
貴重品は自分で管理しなければいけないので、シャワー室にも貴重品を持っていきます。
シャワーのお湯がかかることも想定し、防水の袋が望ましいでしょう。
私はノートPCを持っていったため、絶対に濡れない頑丈なバッグを使いました。
服やシャワー用品はビニール袋だったくせに...。
使わないときは、ぺったんこになるのでバックパックに入れてもかさ張らない。
なのにシャワー時には盗人やシャワーのお湯から貴重品を守ってくれる優れもの。
私は10Lと大きめのサイズを使っていましたが、5Lもあります。
▽ノートパソコンを持っていこうか考え中の方へ。マジでおすすめしません。
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参考スペイン巡礼 | ノートパソコンは持って歩ける?仕事できる?
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ビーサン
持っていくより履いていくものですね。
先ほども書きましたが、シャワー室は水はけが悪いこともあり、ビーサンを履いていく方がいいです。
というわけで、シャワーに私が持っていったものを紹介しましたが、毎回どれか必ず忘れてしまうんですよね。
私はバスタオルを持っていくのを忘れたことが何度かあります。
そんなときは身体をペチペチ叩いて乾かしていました。
▽忘れたことで起こったトラブルを見てみる
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参考スペイン巡礼日記⑦ | 6日目、独り歩きの21kmで見えた心の景色
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スペイン巡礼、シャワーの平均時間は?

海外の方はシャワーの時間が早いイメージがありませんか。
私も思っていました。
特にオーストラリアに留学していた頃、水不足だからシャワーは早く済ませるように言われていたので、海外の方はすぐに済ませるものだと。
それにシャワー待ちに列ができていると、「自分もシャワーを早く終えなきゃ!」と焦るもの。
私の体感では大体皆さん10~15分位でした。
もちろんこの時間は着替え+シャワー合わせたもの。
巡礼でのシャワー時間の目安にしてくださいね。
まとめ
ロンセスバージェスのアルベルゲ今回はスペイン巡礼でのシャワー事情について語ってきました。
アルベルゲにシャンプーやボディソープはないと思って持ち物の準備をしましょう。
また、脱衣所やロッカーなどはないので貴重品の管理をしながら、着替え・シャワーを済ませましょう。
中々ハードですが、スペイン巡礼はちょっぴり過酷なシャワーよりも楽しいことがたくさん。
思い出をたくさん作って最高の巡礼にしてくださいね。
Buen Camino!
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▼読んでいただきありがとうございます






