こんにちはhaggyです。
スペイン巡礼をしてみたいと思っている方、または行く予定の方。
悩むのは持ち物や靴などの装備ではないでしょうか。
特に靴は長い距離を歩くため、とっても大事。
ところがこの私、なんと2,900円の靴で行き、大失敗したのです。
というわけで今回は、靴に関する情報を、私の失敗談や実際どんな道だったのかをもとに、おすすめの靴を解説していきます。
スペイン巡礼を経験して
これまで自分が人に助けてもらうなんて「甘え」だと思っていた。
でも見返りを求めない優しさがそこらじゅうにあった。
そして私はポンコツすぎた。。。
2025年5月~6月、スペイン巡礼にてフランス人の道を歩きました。
フランスのサン=ジャン=ピエ=ド=ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまで、その距離約780km以上。
日々限界を超えて歩いていくなかで、多くの失敗をし、泣きたくなる出来事に遭遇し、でもそれ以上の喜びと楽しさ、感動を味わいました。
毎日が宝物のような日々。
人生観すら変える旅だったからこそ、日記では嘘偽りなく全てをぶつけたい。
汚い体験・嫌な思い出・準備不足だったことも全て包み隠さず。
・海外旅行の体験談を読みたい方
・スペイン巡礼がどんなのか知りたい方
・スペイン巡礼をしようか迷っている方
が楽しめて参考になるように日記を綴っていきます。
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スペイン巡礼 | 2,900円の靴で780km歩き大失敗した話

私が歩いたフランス人の道は約780km。
780kmを34日間かけて完歩しました。
平均すると1日平均22.9km。
そう、怪我無く無事に歩くためには、しっかりした靴を選ばなければいけないということがわかりますね。
さっそく靴選びの経緯から、完歩した後までを振り返ってみましょう。
靴選びで大失敗
- ネットで調べすぎて面倒くさくなった
- 最終的に選んだ靴は2,900円
- 2,900円の靴、スペック
- 足の裏が痛い
- ぬかるんだ道・水たまり・坂道・小石ゴロゴロの道
- 穴が開いた
- いつ壊れるか不安
- 滑る
- でもサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの34日間、耐えた
- 靴下も大事
1つずつ解説しますね。
ネットで調べすぎて面倒くさくなった
登山やハイキングが趣味の方がスペイン巡礼をするなら、ある程度「こういう靴がいい」というのは予想がつくかもしれません。
ポイント
山歩きやハイキング、ロングウォーク用の靴を持っている手練れの方にはこの記事は合わないかも。
ぜひ失敗を経験して成長していくhaggyの姿を、温かい目で見てあげてください。
さてこの私、登山やハイキングの類はド素人。
登山はしたことがありますが、初心者コースのみ。
そんなド素人は、スペイン巡礼の航空券を購入した後まず靴を調べました。
フランス人の道は60%程度が舗装路です。従って登山靴よりも軽く防水性があり、底が硬すぎないウオーキングシューズが適当です。
足首の保護と小石が靴に入るのを防ぐためミドルカット又はハイカットタイプをお勧めします。いずれにしても巡礼出発前に国内で十分に履き慣らす事が必要です。
引用元:NPO法人 日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会サイト内
うんうん、なるほどね。
で、何買えばいいの?という思考に。
そこで次はスペイン巡礼を経験した先人たちの記事から調べてみることに。
すると、書いてることがどのブログ記事やサイトを見ても違う。
ミドルカットやハイカットがいいという人もいれば、ローカットがおすすめという人も。
ゴアテックスがマスト!という人もいれば、蒸れるからおすすめしないという人も。
極論、サンダルで歩いている人もいるという話も見た。
調べれば調べるほどわけがわからなくなり...
ついに私は面倒くさくなってしまったのです。
最終的に選んだ靴は2,900円
面倒くさくなった私が最終的に選んだのは、
ワークマンの防水シューズハイバウンスレイン。
2,900円。
ジャンルはランニングシューズにあたります。
巡礼をしない夫に「なんかワークマンにこういう靴あるよ」と言われ、「じゃあそれ履いて巡礼行こうかな」と軽い気持ちで決めたもの。


いやいや、いくら靴選びに迷いに迷ったからといって2,900円のスニーカーはないでしょう。
自分でも馬鹿な選択をしたなと思う。
出発前に友達と飲んだときに靴の話をしたら、
「えー!?それは無謀だよーーー!!!
歩いたことない私でも2,900円が無謀なのはわかるわ」
と突っ込まれた。
そうは言われても出発前はけっこう「なんとかなるっしょ」となめていたから、後悔したのは巡礼を始めてからなんだけどね。
2,900円の靴、スペック
さてこのワークマン、防水シューズハイバウンスレイン。
どんなスペックなのかを見てみましょう。
・イナレム
・濡れた地面でも滑りにくい靴底
・履き口にクッション性のある伸縮素材
イナレムとは、ワークマン独自開発の高機能防水透湿素材を使ったウェアシリーズのこと。
靴以外にもジャンパーなどもあります。
雨や雪をしっかり防ぐ防水性能を持ちながら、内側の湿気は外へ逃がしてくれるため、蒸れにくく快適に過ごせるのが特徴。
特に、耐水圧2万mm・透湿度2万g/㎡といったハイスペックながら、価格は一般的なアウトドアブランドよりもぐっと手頃。
巡礼で履いてみると、確かに蒸れなかった。
それに水たまりに少し浸かっても、一瞬水が染みる感触はあるが、すぐに乾く。
水に浸かったときに感じるヌチャヌチャという不快感は、一切ありませんでした。
途中で靴に穴が開くまでは。
それから履き口(くるぶしあたり)に、クッションが内蔵された伸縮性のある素材を使用しているため、くるぶしが優しくフィットする感触でした。
この伸縮性のある素材が見事にフィットしたおかげで、小石が靴に入ってくることはありませんでした。
NPO法人 日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会サイト内に書かれているおすすめの靴のうち、
・軽く防水性がある
・底が硬すぎない
・小石が靴に入るのを防ぐ
はクリアしていたのです。
それに履いた瞬間、歩きやすさも実感。
履き慣らすため、大阪万博や弘前のさくらまつりにも履いていきましたが、靴ズレすることなく歩けました。
非常に良い靴でしたが、スペイン巡礼路の780kmを歩くには、多くの綻びが出てくることになるのです。
足の裏が痛い
はじめに感じたのは足の裏が痛いでした。
最初は「そりゃ連日長時間歩くから足の裏も痛くなるよね」と特には気にしていなかったんですが、それにしても痛すぎる。
特に靴を変えたくなった瞬間は、砂利道を歩いているとき。
小石がソールを突き破って足の裏に刺さってくるんじゃないかという恐怖を覚えました。
これはソールが780kmの道に耐えられるものではない。
もっとソールがしっかりしたものだったら、こんなに痛くならなかったのではないか。
もちろん巡礼者はみんな足にマメを作ったり、痛がったりしてたけど、それとは違う種類の痛み。
780km、坂道や小石がゴロゴロしている道を歩き続けるには、ソールが薄く感じました。
そこで思ったのは、靴底はある程度頑丈な方がいいでした。
ぬかるんだ道・水たまり・坂道・砂利道
780km全て舗装された道というわけではありません。
ぬかるんだ道・水たまり・坂道・砂利道も多々あり、我々を疲れさせます。
▽ぬかるんだ道

▽避けきれない水たまり

▽砂利道

これらの道を歩き続けると、当然靴も弱ってきます。
足にフィットして履きやすかったんですが、やっぱりソールが柔らかい。
疲れがピークに達すると、裸足で歩いている感覚になりました。
また、小石ゴロゴロの下り坂ではけっこう滑り、怖かったです。
そこで、靴のグリップ力も大事と感じたのです。
穴が開いた
歩き始めて18日目、巡礼の半分を過ぎた頃、穴が開きました。

巡礼をしているときから靴に関する記事は書こうと思っていたので、靴はマメにチェックしていたし、穴を見つけたときはすぐに写真を撮りました。
まだ小さな穴だけど、2週間以上残っている。
「果たしてこの靴でゴールできるのか」と不安になったのは当然のこと。
穴が広がることは予想していましたが、問題はソール。
パックリ剥がれてしまわないか不安でした。
結局穴が広がったことと、穴の数が増えただけで、ソールが無事だったのは幸い。
▽サンティアゴ・デ・コンポステーラ到着時

それにしてもたった34日間でボロボロになるとは、恐るべしカミーノ。
いつ壊れるか不安
穴が開き始めてから、この靴でゴールできるのか不安になったと書きましたが、新調しなければならなくなったときのリスクを書いておきます。
新調する際の心配事
- 街が小さくて靴が売っていないかもしれない
- 靴ズレ
巡礼路には、巡礼用品が売られているお店がいくつかあります。
大きな街では靴屋さんもあります。
しかし、靴はおろかスーパーさえあるか不安な街もたくさん。
靴が壊れたとき、都合よく靴屋がある街に立ち寄れるかは非常に不安。
「ここで靴が壊れたら次はどこで靴を買えばいいんだろう。
それまではアルベルゲで履くビーサンで歩かないといけないのか...?」
と心配になります。
運よく靴を新調できたとしても、履き慣れるまで靴ズレの心配も。
ただでさえ歩き続けて足が痛いのに、靴ズレなんてしたら辛すぎです。
ド素人の私でも巡礼路を歩いていたら、容易に想像がつきます。
歩いているときはこれからどんな道が待ち受けているか未知だったので、いつも「壊れるのではないか?」と心配していました。
もう大丈夫だろうと思えたのは、最終日のオ・ペドロウソからサンティアゴ・デ・コンポステーラ。
そう、最後の最後まで壊れないかハラハラドキドキしていたのです。
そんな心配をしないためにも、全体的に強度がある靴がマストだと思いました。
滑る
小石ゴロゴロの下り坂ではけっこう滑ると書きましたが、街中の濡れた道路も滑りました。
タイル舗装の道路とか、室内でも床が濡れてたら転びかけることが何度か。
転んで怪我する可能性も十分にあるので、やっぱり靴選びは大事だと滑るたびに痛感していました。
でもサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの34日間、耐えた
靴に穴が開いた日から、サンティアゴ・デ・コンポステーラまで耐えられるかを心配していましたが、
無事に耐えてくれました。

私の場合、
巡礼の中盤で足の裏にマメができ、苦しむ
↓
治りきらないまま小石ゴロゴロの道が多い後半を歩く
という試練があり、足の裏が相当痛かったんです。
小石がソールを突き破っているんじゃないか?!と感じるくらい痛くて心配でした。
780km歩ききった達成感と感動にむせび泣くかたわらで、「靴が壊れなくて良かった」とひと安心。
結論、私が履いた靴はランニングシューズとしては非常に良いと思う。
ただし780km、時には足場の悪い道を歩くには足りなかった。
だからワークマンの靴が悪いわけでは断じてない。
780kmの道を歩くのに選んだ私が悪いのです。
靴下も大事
スペイン巡礼を少しでも快適に歩くのに靴選びが重要だというのは身をもって理解しましたが、同時に靴下選びも大事ということを実感しました。
「ワークマンの靴ならワークマンの靴下だ!」と日本で買って持っていったのがこちら。

5本指のスポーツソックス。
生まれて初めて5本指ソックスを買って履いたのです。
実は私、これまではアンチ5本指ソックスでした。
理由は「なんかダサいから」
でも巡礼の靴下について調べていくと、マメ対策として5本指が良いと書かれているではありませんか。
マメが悪化したら、途中で巡礼を断念することもあるので、
マメ対策 > オシャレ
という結論に至ったのです。
さてさてこの5本指ソックス、非常に靴との相性が抜群でした。
さすがワークマンの靴×ワークマンの靴下。
この靴下を履いていたときは、足のマメに苦しむことはありませんでした。
しかし、巡礼が中盤に差し掛かった頃、足の裏の面に穴が。
1足だけかと思いきや、全てに穴が開いてしまったのです。
というわけで、巡礼途中に立ち寄ったカミーノショップでインジンジの靴下を購入。
残念ながらワークマンの靴と相性が悪かったのか、足の裏にマメができ、苦しむことに。
メモ
インジンジとは...
インジンジは、アメリカ発の「5本指パフォーマンスソックス」専門ブランド。
一般的な靴下と違い、すべての指を独立させる構造を徹底的に追求しているのが特徴。
スポーツシーンでの使用を前提に作られていて、ランナーや登山者のファンが特に多いけれど、普段使いでもメリットを実感しやすい作りになっている。
これはインジンジの靴下が悪いわけではなく、靴のソールの脆さが原因なのでは?と思っています。
次回熊野古道を歩くので、新たに購入した靴にワークマン、インジンジの靴下を履いて検証してみる予定です。
▽靴も大事だけどネットも大事
-

参考スペイン巡礼インターネット事情~WiFiはある?SIMは必要?~
続きを見る
結局おすすめの靴は?

前章で巡礼路の様子や、靴の失敗談を散々書きましたが、
靴で大失敗したおかげで、「スペイン巡礼を歩くならこういう靴がいいな」というのが見えました。
この章では次の項目に分けて解説していきます。
おすすめの靴
- トレイルランニングシューズ
- ゴアテックス
- ローカットでもOK
- 底は硬すぎず、薄すぎず
- インソールはあってもなくてもOK
- 私が新たに購入した靴
- とにかく履きならす
トレイルランニングシューズ
はじめに「こういう靴がいいな」と思ったのはトレイルランニングシューズ。
私が買ったのもトレイルランニングシューズです。
トレッキングシューズと迷いましたが、トレイルランニングシューズでも良いと思いました。
▽トレイルランニングシューズとトレッキングシューズの違い
| 項目 | トレイルランニングシューズ | トレッキングシューズ |
| 目的 | 整備されていない道を素早く走る | 荷物を背負って長時間歩く |
| 重量 | 軽量 | 中量〜やや重い |
| クッション性 | 高め(走行衝撃吸収) | 中程度〜高め(長時間歩行向け) |
| アッパーの硬さ | 柔らかい、しなやか | 硬めで保護力が高い |
| 足首のサポート | ほぼ無し(ローカット中心) | 有り(ミドル〜ハイカットが多い) |
| ソールの硬さ | 柔らかめで屈曲性が高い | 硬めで安定性重視 |
| グリップ力 | 高い(走りながらの接地向け) | 高いが耐久性も重視 |
| 防水性 | モデルにより異なる(なし〜GORE-TEX) | 防水モデルが多い |
| 耐久性 | 中程度(軽さ優先) | 高い(頑丈) |
| 向いている活動 | トレラン、軽量ハイク、ファストハイク | 本格登山、長距離ハイク、重荷を背負う山行 |
上の表を見ると、「トレッキングシューズの方がスペイン巡礼に向いているんじゃない?」と思うでしょう。
しかし個人的には、ある程度の耐久性があれば、スペイン巡礼路ではトレイルランニングシューズでも良いと感じました。
正直こればかりは、意見が分かれるのではないでしょうか。
「絶対トレッキングシューズじゃなきゃダメ!」という方もいるでしょう。
実際巡礼者を見てると、スニーカー、トレイルランニングシューズ、トレッキングシューズの3パターンに分かれていました。
3パターンに分かれるとおり、スペイン巡礼路は本格的な登山というわけでもありません。
未舗装の道、丘、山道、ぬかるんだ道、水たまり、舗装された道がまんべんなくあるので、靴を山道用だけに偏らせると、舗装された道で苦労するということも。
というわけで個人的にはトレイルランニングシューズと判断したのです。
ゴアテックス
スペイン巡礼路にはぬかるんだ道が広がっていて、避けられない事態も何度かありました。
アルベルゲの靴置き場に並んだ靴はどれも泥だらけで圧巻。
雨降りのなかを歩くこともあるし、靴に防水性がある方が良いです。
2,900円の靴も防水加工されていましたが、穴が開いてから染みまくりました。
ゴアテックスはめちゃくちゃ高い防水性能があり、雨や雪が内部にしみ込むのを防いでくれます。
生地の表面だけでなく、メンブレン(膜)そのものが防水構造になっているため、長時間の悪天候でも頼りになる。
ただ気になるのは透湿性。
汗の水蒸気は外に逃がす「透湿性」があると言われているけど、蒸れるというウワサも。
果たして...
熊野古道で検証してみます!
ローカットでもOK
小石が入るのを防ぐため、ミドルカットやハイカットが良いという意見もありますが、個人的にはローカットでも良いと思いました。
小石が入ることはなかったし、ミドルカットやハイカットの靴は、足が疲れやすいというデメリットがあります。
足首の動きが制限され、舗装路の長距離歩行だと「本来なら使える筋肉」を動かしにくくなり、すね・ふくらはぎが疲れやすくなると言われています。
巡礼では1日20〜30km歩くので、疲れやすくなる傾向にあるようです。
しかし、砂利・岩場・畑道・ぬかるみなどでは、足首を守ってくれる高さが疲労軽減になるので、こればかりはどっちがいい!と断言はできないですね。
あくまでも、個人的にはローカットが良かったです。
底は硬すぎず、薄すぎず
靴底はある程度頑丈な方がいいと書きましたが、硬すぎると足裏が疲れやすいというデメリットがあります。
足裏の衝撃吸収が不足し、歩行やランニングのたびに足裏へダイレクトに負担がかかるため、長時間歩くには不向き。
さらに硬い=クッションが少ないため、
・足底筋膜炎
・指の付け根の痛み(中足骨痛)
・かかとの痛み
などの巡礼では避けたい痛みが生じる可能性大。
かと言って底が柔らかすぎるのも、安定性が低く、足がぐらつきやすいというデメリットがあります。
どちらも長距離には向いていません。
硬すぎず、薄すぎず、長距離歩行に向いていると言われている靴を選ぶのがおすすめ。
インソールはあってもなくてもOK
この後紹介するサロモンの靴を購入する前、スポーツ店の店員さんにインソールが必要か聞いてみました。
※「それを巡礼前にやっておけよ!」と過去の自分に言いたい
「あった方がいいけど、絶対ではない」というのが店員さんの回答。
インソールには
・長距離での足裏の疲労を分散できる
・自分の足型に近づけてブレを防ぐ
・マメ予防になる
というメリットがある一方、
・足に合わないと逆効果
・巡礼ではむくみが出るから、入れたことで圧迫感が強くなる可能性がある
というデメリットも。
よって、
・巡礼用の靴を履き、試しに長距離を歩いても痛みが出ない
・クッションが十分で、フィット感も完璧
という方は、無理に追加する必要はないようです。
私が新たに購入した靴
2,900円の靴を履いたことで、私が思った巡礼に合う靴の条件
・トレイルランニングシューズ
・ゴアテックス
・ローカットでもOK
・底は硬すぎず、薄すぎず
から探しあてたのがこの靴。
SALOMON(サロモン)のXA PRO 3D V9 ゴアテックス。
▽開封後すぐに撮った写真



Salomon XA PRO 3D V9 GTX(ゴアテックス) W は、トレイルでの安定性と防水性を重視した人気のアウトドアシューズ。
Salomon XA PRO 3D V9 GTXの特徴
・GORE-TEXを採用しており、悪天候でもしっかり防水
→湿ったトレイルや雨の日のハイキングでも安心して使えることから、スペイン巡礼にも合う
・サロモン独自の「3D Advanced Chassis」を搭載
→着地の安定性が高く、足のブレを抑えてくれる
・つま先部分の補強
→岩場での衝撃から足を守る構造になっているので、地味に苦しめられた巡礼路も怖くない
・滑りにくい靴底の設計
→凹凸の多い道でもしっかり踏み込める
・適度なクッションがあるミッドソール
→長時間歩く場合でも疲れにくいバランス良い履き心地
・片足約315gと軽量
→防水シューズとしては軽めで、トレイルランからハイキングまで幅広く使える
・クイックレース(紐を引くだけで締められるレースシステム)
→重いバックパックを背負いながら、ほどけた靴ひもを結ぶのは大変だったので助かるし、着脱がめちゃくちゃスムーズ。
トレイルランニングはもちろん、ハイキング、ライトな登山にも向いていると言われているので、スペイン巡礼にピッタリだなと。
実際に履いてみた感想は、「初めこそ締め付け感があったものの、強度もあり巡礼路にも強そう。」でした。
締め付け感については、数日履いているうちに全く気にならなくなりました。
「なぜ巡礼前にコレを見つけて買わなかったんだ」とあの時の自分を叱りたい。
2026年に熊野古道を歩く予定なので、そのときに履いた感想をこの記事に追記していこうと思います。
とにかく履きならす
巡礼用の靴を新たに購入したのならば、とにかく履き慣らしてください。
・少し硬い
・締め付け感がある
と感じても、サイズが合っていれば履きなれることで改善していきます。
それに履きなれず、かかとが擦りむけてしまったらめちゃくちゃ痛いのは想像できますよね。
私の場合、靴は失敗したけど、かかとが擦りむけなかったのは幸いでした。
インソールを入れるなら、入れた状態で慣らさないと痛くなります。
特にフランス人の道は、初日にして最難関のコースに直面します。
-

参考スペイン巡礼日記② | 1日目、ピレネー越えで肉体・精神ともに疲弊した話
続きを見る
自分仕様にフィットした状態で巡礼路を歩けるようにしておきましょう。
こに記事が、靴選びの迷子になっている方や、どんな靴がいいか探している方の参考になれば嬉しいです。
自分に合う靴で楽しい巡礼になることを心から願っています。
Buen Camino!
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▼読んでいただきありがとうございます


