こんにちは、haggyです。
サン=ジャン=ピエ=ド=ポーを出発してから12日目。
その間に小さな街だけでなくパンプローナ、ログローニョと大都市も通りました。
続く大都市はブルゴス。
無事に早い時間にたどり着けたのでしょうか。
今回も巡礼に必要な情報を交えながら振り返っていきます。
スペイン巡礼を経験して
これまで自分が人に助けてもらうなんて「甘え」だと思っていた。
でも見返りを求めない優しさがそこらじゅうにあった。
そして私はポンコツすぎた。。。
2025年5月~6月、スペイン巡礼にてフランス人の道を歩きました。
フランスのサン=ジャン=ピエ=ド=ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまで、その距離約780km以上。
日々限界を超えて歩いていくなかで、多くの失敗をし、泣きたくなる出来事に遭遇し、でもそれ以上の喜びと楽しさ、感動を味わいました。
毎日が宝物のような日々。
人生観すら変える旅だったからこそ、日記では嘘偽りなく全てをぶつけたい。
汚い体験・嫌な思い出・準備不足だったことも全て包み隠さず。
・海外旅行の体験談を読みたい方
・スペイン巡礼がどんなのか知りたい方
・スペイン巡礼をしようか迷っている方
が楽しめて参考になるように日記を綴っていきます。
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この記事でわかること
スペイン巡礼日記⑬ | 13日目、大都市ブルゴスへ!

この日の出発はAM7:15頃。
メンバーはスロバキア人マチョ、チェコ人ミゲル、オーストラリア人クローディア、フロリダギャルのシードラ、私。
札幌出身のリョウスケは、今日でお別れする友達とブルゴスで飲むということで早めに出発。
宿泊するアルベルゲが決まったら連絡する約束をしてお別れ。
上り坂の先にある十字架
歩き始めて40分程は平坦な道を歩く。
▽アタプエルカの羊

その後から2.5km先のアタプエルカまで上り坂が続く。
▽アタプエルカの上り坂から見る景色

出発地アヘスの標高は960m。
アタプエルカは1,050m。
そう、大した上り坂ではないはずだ。
しかし、なだらかな上り坂でも距離が長いと、得意のゼェゼェハァハァが発動する。
フロリダギャルのシードラはバックパックをブルゴスまで送っているので、平気そう。
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参考スペイン巡礼、バックパック配送サービスのメリット・デメリット
続きを見る
なだらかな上り坂に苦しんでいると、十字架が見えてきた。

この十字架には3つの意味があると言われている。
1つ目は、戦没者と殉教者の記念碑。
1054年に起こったアタプエルカの戦いで亡くなった人々への慰霊として建立されたという説。
2つ目は、巡礼者の安全を祈るシンボル。
上ってきた坂は、目的地ブルゴス手前の最後の山道。
「ここまでよく歩いてきたね。この先も神の導きがあるように」
という祈りが込められている。
3つ目は、人類の長い歩みへの祈り。
実は世界的に有名な考古遺跡群でもあるアタプエルカ。
ヨーロッパ最古級の人類の化石(100万年以上前)が発見された場所で、「人類の始まり」と「信仰の道」が交わると言われているそう。
といってもこの3つの意味、帰国してから調べてわかったんだけどね。
これを読んでいる方、巡礼中に見たらぜひ思い出してもらえると嬉しいです。
あれはブルゴス?
上り坂はめちゃくちゃキツイけど、その分見える景色は最高だ。
▽カルデニュエラ・リオピコ手前

息を整え歩き続けると、下り坂に。
上りがあれば下りもある。
生えている植物も、見たことがない。

写真を撮ったり、友達と喋ったりしているとはるか遠くに街が見えてきた。
しかも大きな街だ。

もしかしてアレがブルゴスなのか?
皆で「ブルゴスだよね?そうだよね」と言いながら歩き進めていく。
速いペースで歩く
ブルゴスの標高は866m。
上り坂よりもさらに、なだらかで長い下り坂が続く。
▽カルデニュエラ・リオピコ入り口

クローディアがまた花をくれた。可愛い。

いつかどこかで疲れそうだから、歩けるうちはペースを速めに歩いた。
むしろバックパックが重いから、勝手にペースが速くなってしまう。
止まったら歩けなくなりそうなので、一人で歩いた。
暑い・寒いの繰り返し
この頃(5月下旬)は朝晩ひんやりすることもあるが、歩き続けているとだんだん暑くなる。
しかしこの日は日中の気温があまり上がらず、歩き続けていたのに寒くなってきた。
寒くてウルトラライトダウンを着ようと道路でバックパックを下す。
ポイント
5月上旬~6月上旬で巡礼したが、寒いと感じるときも、UNIQLOのウルトラライトダウンを着ていれば寒さはしのげた
再びバックパックを背負うとき、追いついたミゲルがバックパックを持って背負いやすいようにしてくれた。
本当に優しい。
自分のことは自分でと気負っていたのに、ふとした優しさにホロリとしそうになる。
思えばこれまでの人生、いつも「自分のことは自分で。なるべく人に頼らないように」と生きてきた。
そのせいかあまりこういう優しさは受けたことがない。
彼らにとっては当たり前のことなのかもしれないが、慣れていない私には彼らの親切ひとつひとつが身に染みた。
もっと人に対して思いやりや優しさをもって接しようと素直に思えた。
髪型の話
下り坂が終わると途端に歩くペースが遅くなり、皆と歩いた。
スロバキア人のマチョと歩いていたときのこと。
マチョが「そろそろ髪が伸びてきたから切りたい。今日はブルゴスで髪を切ろうと思う」と言ったところから、髪型の話に。
今までどんな酷い髪形をしてきたかについて盛り上がった。
マチョは丸坊主。
え?普通じゃない?全然酷くないよ。
でもイケメンのマチョ的には丸坊主は似合わなくて許せなかったようだ。
迂回
ベンチで休憩をしていると、陽気な地元民がスペイン語で話しかけてきた。
スペイン語を話せるのはミゲルだけだったので、彼らはすぐに打ち解けたようだ。
ブルゴスの入り口まで数キロ、一緒に歩くことに。
別れ際、彼は有益な情報をくれた。
ブルゴス入り口周辺の巡礼路は交通量も多く危険だと。
確かにブルゴスの数キロ手前らへんから、これまで歩いたことがないような大きな幹線道路を歩いていた。
というわけで少々巡礼路から逸れるが、陽気な地元民が教えてくれた、別の道を歩くことに。
確かに公園内を歩くので、車も通らず安全だった。
ありがとう、地元の方。
ブルゴスの入り口から街中までの距離が長い
いよいよブルゴスへ。
街の外れの公園を通ってきたので、はじめはのどかな風景が広がる。
「本当にここが大都市なのだろうか?」なんて疑いながら歩く。
そしてブルゴスに入ったーーー!と思ったら、アルベルゲがある街の中心部までが長かった。
ポイント
街の入り口からアルベルゲまでが長いことは多々ある。
街に着いた時点で安心していると、「まだ着かない」と「疲れた。まだ?」のネガティブ感情が多くなるので気をつけよう。
公園を抜けると一気に都会らしくなる。
レストランやスーパーがあるかを心配するほどの田舎街もたくさん通るので、下の写真のような景色を見ると大都会に見える。


市民が利用するようなお店やスーパー、お土産屋、カフェ、バー、レストラン、ドラッグストア...
見渡すとなんでもあった。
宿の目の前で飲んでたリョウスケ
もうすぐアルベルゲへ着くのでリョウスケへ「宿泊予定のアルベルゲはここだよ~」と連絡。
すると、「ぼくこのアルベルゲの目の前で飲んでます!」と。
おおおおお、なんて偶然。
▽赤い短パンがオーストラリア人女性クローディア、横の男性はスロバキア人マチョ。

リョウスケは無事に友達と合流でき、お酒を飲めたらしい。
一緒にお酒を飲んで、別れ際にハグをして美しい形で別れられて本当に良かった。
巡礼をしていると、「また会いたい」と思う人と行程がズレて二度と会えないことが多々あったから。
ブルゴス大聖堂が圧巻すぎた

アルベルゲはAlbergue de peregrinos Casa del Cubo de Burgos。
ブルゴス大聖堂の近くにある大きな公営のアルベルゲだ。
アルベルゲに到着したのは14時過ぎ。
受付には10人ほど並んでいた。
久しぶりの上段
そういえば、アルベルゲでの受付(チェックイン)について書いたことがなかった気がするので書いておく。
アルベルゲの受付
受付にクレデンシャルを提示し、料金を払う。
料金は現金のみまたはクレジットカードも可能なところもある。
以前は現金のみのアルベルゲが多かったようだが、私の体感ではクレジットカードで支払えたアルベルゲは半分以上あったように思う。
受付が終わると、ベッド&枕カバーをもらうと同時に部屋やベッドの番号が書かれた紙をもらう。
靴置き場に靴を収納し、ベッドへ行く
残念ながらこの日は2段ベッドの上段。
しかも上段へ上る階段が足の裏に突き刺さり痛い。
シャワーは綺麗だった。
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参考スペイン巡礼シャワー事情。アルベルゲにシャンプーやボディソープはある?
続きを見る
苦手なシャワーと洗濯をとっとと済ませた。
このアルベルゲは収容人数が多いので、色んな友達と会う。
4階には巡礼路を描いた壁画があるので、泊まる際はぜひ行ってみてほしい。

皆と大聖堂へ行くまで時間があったので、一人で外をブラブラしてみることに。
ノーリードで散歩しているミニチュアシュナウザー。

よく我が家でお預かりする友達のシュナウザーを思い出し、恋しくなる。
少し歩くと、可愛らしい建物が見えてくる。

写真には人がほとんど写っていないが、夕方頃には多くの人で賑わっていた。
圧巻の大聖堂
いよいよ大聖堂へ。
アルベルゲから少し歩くと早くも大聖堂が見えてくる。

大聖堂が見える通りで、女性陣・男性陣に分かれて写真を撮った。
▽男性陣の写真

女性陣でも撮ったが、写真を見返すとない。
どうやら友達のカメラで撮っていて、送ってもらうのを忘れてた。
ポイント
写真を撮ってもお互い送り忘れることがある。
なるべく自分のカメラで撮ろう。
大聖堂にさらに近づいてみる。
圧倒的な存在感。

無数の細かい彫刻が壁面を埋め尽くし、聖人たちの像や花のモチーフが重なり合っていた。

見上げているうちに首が痛くなるほど圧巻。
「やばー」しか言葉が出てこない。

そしてついに中へ入ってみたのだった。
ポイント
クレデンシャル(巡礼証明書)があれば5€で入れるので、忘れずにもっていこう
※2025年5月現在
誰も大聖堂から出てこない
外観もすごかったが、中も荘厳。

そして広い。
見学するところが多々あった。


天井も緻密。

力強さと繊細さ、静けさと荘厳さ...相反するものが見事に調和している。
中庭は開放感があった。

大変感動しながら見てまわったんだけど、私の場合、博物館や美術館、観光スポットの滞在時間は短めな方。
じっくり見て回っているつもりでも、平均滞在時間よりも早く回り終わってしまう。
仲間たちと皆で中に入り、最初に出たのは私。
きっと皆まだ出てこないだろうと、広場にあるお土産屋を見て回る。

一通り見終わって大聖堂前に戻ると、クローディアしかいない。
「皆は?」と聞くと「まだ中にいる」と。
結局みんな出てきたのは私が出た40分後くらいだった。
兄弟とピザ
たくさん歩き、観光もしたらお腹もすく。
この日はリョウスケとドイツ人のニコラスとピザを食べた。
ニコラスとちゃんと話すのはこれが初めてだ。
ちゃんと話す前に覗きをしてしまうなんて...。
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参考スペイン巡礼日記⑫ | 11日目、アヘスへ。行程変更&友達がとった驚きの行動
続きを見る
ニコラスはドイツのミュンヘン出身。
お互いの街のことを話しているうちに、ふと気づく。
「ミュンヘンと札幌って姉妹都市じゃない...?」
調べてみるとやっぱりそうだ。
「ということは我々って兄弟!?」
ニコラスと兄弟になった瞬間だった。
リョウスケと私はビール、ニコラスは水で乾杯をした。
ニコラスはビールが好きと言っていたが、巡礼の最後までお酒はガマンしていた。偉い。
そうこうしているうちにピザ到着。

2枚目のピザも到着。
お腹すきすぎていたので、写真は適当なのがモロバレ。

ビールとも合う。
この日のブルゴスは肌寒かった。
そしてこの肌寒さが、翌日以降体調の悪さを加速させることになるのだった。
咳に苦しめられてきた私に一体なにが?!
また翌日の日記でお会いしましょう!
Buen Camino!
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