こんにちは、haggyです。
スペイン巡礼は、人生で一度は歩いてみたいと憧れる人も多い旅です。
長い道のりを自分の足で進み、世界中から集まった巡礼者と出会いながらサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す時間は、貴重な体験。
私自身も、出発前は期待でいっぱいでした。
でもいざ歩いてみると、正直「こうすればよかった」という後悔も。
もちろん、それらも含めて巡礼ではあるんですけどね。
だからこそこの記事では、実際に歩いた経験から感じたリアルな後悔をまとめました。
これから巡礼する方が、少しでも後悔しないように。
そして、自分らしい巡礼を見つけられるように。
そんな気持ちで書いています。
スペイン巡礼を経験して
これまで自分が人に助けてもらうなんて「甘え」だと思っていた。
でも見返りを求めない優しさがそこらじゅうにあった。
そして私はポンコツすぎた。。。
2025年5月~6月、スペイン巡礼にてフランス人の道を歩きました。
フランスのサン=ジャン=ピエ=ド=ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまで、その距離約780km以上。
日々限界を超えて歩いていくなかで、多くの失敗をし、泣きたくなる出来事に遭遇し、でもそれ以上の喜びと楽しさ、感動を味わいました。
毎日が宝物のような日々。
人生観すら変える旅だったからこそ、日記では嘘偽りなく全てをぶつけたい。
汚い体験・嫌な思い出・準備不足だったことも全て包み隠さず。
・海外旅行の体験談を読みたい方
・スペイン巡礼がどんなのか知りたい方
・スペイン巡礼をしようか迷っている方
が楽しめて参考になるように日記を綴っていきます。
この記事でわかること
なぜスペイン巡礼で後悔する人がいるのか

スペイン巡礼は特別な旅ですが、同時に毎日何十キロも歩く長距離ウォークでもあります。
理想と現実の間にある小さなズレが、後悔に繋がることも。
まずは、多くの人が感じやすいポイントから紹介します。
なぜ後悔する?
- 理想と現実のギャップ
- 情報と実体験の違い
- 思った以上に上り坂が多い
- 事前準備の不足
理想と現実のギャップ
出発前は、静かな自然の中を歩きながら自分と向き合う時間を想像していました。
もちろんそういう瞬間もたくさんあります。
でも実際にはアルベルゲの混雑、足の痛み、天候の変化など、かなり現実的な場面も多くあります。
アルベルゲによっては、賑やかすぎて一人でしっぽり浸れないなんてことも。
また、景色を楽しみながら写真や動画をたくさん撮ろうと思っていました。
毎日歩き始めは元気なので、割と多くの写真を撮るんですが、午後になると疲れすぎてムリ!
写真を見返すと、まぁ朝日の写真の多いこと...。
それから朝起きて「今日は歩けるかな」と考える日もありました。
巡礼は特別な旅ですが、決して楽な旅ではない。
そのことを、歩きながら実感しました。
情報と実体験の違い
ブログやSNSでは、美しい景色や感動的な瞬間が多く紹介されています。
それ自体は本当ですが、実際の巡礼はもっと日常的で、地道な時間の積み重ね。
長い直線の道をひたすら歩き、「いつまで続くんだろうこの道は」と思うこともありますし、疲れて何も考えられない日もあります。
情報を知っていることと、体験することはまったく別物だと感じました。
思った以上に上り坂が多い
写真や動画、映画だけ見ているとわからないのが、高低差の感覚。
実際に歩くと、「こんなに上るの?」と思う場面が何度もありました。
初日のピレネー越えは何度「もう無理」と思ったことか...。
続きを見る
参考スペイン巡礼日記② | 1日目、ピレネー越えで肉体・精神ともに疲弊した話
特に荷物が重いと、その傾斜が何倍にも感じられます。
日本での軽い登山や、ジムのトレッドミルで傾斜をつけて歩く訓練をしておけばよかったです。
事前準備の不足
準備をしていたつもりでも、あとから「もう少し調べておけばよかった」と思うことがありました。
主に荷物や装備についてです。
準備がすべてではありませんが、最低限の情報は後から慌てず済むなぁと痛感です。
実際に後悔したこと10選|歩いて初めて気づいたリアルな失敗

前章では一般的に巡礼者が感じること。
この章では、実際に歩いて感じたことです。
誰にでも当てはまるわけではありませんが、同じように歩く人の参考になれば嬉しいです。
実際に後悔したこと
- 荷物(重すぎ問題)
- 靴
- コース内容
- 体調管理(咳)
- 足トラブル(マメ)
- 英会話
- 宿選び
- 情報不足(アルベルゲ・アプリ・観光情報・事前知識)
- 写真や動画
- ムシアとフィステーラへ行かなかった
荷物(重すぎ問題)
私のバックパックは誰が見ても「重そうだ」とわかるほど。
体重の10分の1が望ましい(6~8kgが理想)と言われているのに、私は11kg。

毎日歩きはじめて2時間ほどで、その重さがじわじわ肩と足に効いてきます。
特に上り坂では、キツイの一言。
一歩ずつ着実に進んでいるはずなのに、周りに追い越されていく。
何度も「もっと軽くすればよかった」と考えました。
今また巡礼をするなら1g単位で削る。
それくらい練りに練って軽量化します。
荷物については下の記事に詳しくまとめているので、参考にしてくださいね。
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参考【実体験】スペイン巡礼の持ち物完全ガイド|本当に必要だった物・不要だった物
続きを見る
靴
靴は少しの違和感でも、何時間も歩くと痛みに変わります。
フランス人の道なら780km。
780kmをともに歩く靴選びは妥協しないことです。
私は激安の靴で歩き大失敗しました。
もしもう一度歩くなら、時間をかけて靴選びをします。
靴選びについて熱く解説した記事もあるので、参考にしてくださいね。
続きを見る
参考スペイン巡礼 | 2,900円の靴で780km歩き大失敗した話。おすすめの靴は?
コース内容
「有名で高齢者も歩く区間だから大丈夫」と思っていましたが、実際には毎日が体力勝負でした。
距離はもちろんのこと、アップダウンや路面の種類でも疲労に繋がっていきます。
私自身、歩くのが好きだったので大丈夫だと思っていました。
しかしこれまで歩いてきた道は平たんな道ばかり。
上り坂への耐性は皆無で、上り坂が見えるたびに「マジかよ」とげんなりしていたのを覚えています。
今ならコースは上り坂がつきものと思っているので、「上り切ってやるぞ!」という強い気持ちでのぞめます。
続きを見る
参考スペイン巡礼「フランス人の道」とは?初心者が歩く前に知っておきたい特徴と注意点
体調管理(咳)
長期間歩くことで、少なからず影響を及ぼします。
ケガには気をつけていましたが、アルベルゲでの共同生活は盲点でした。
集団で1つの部屋で眠るアルベルゲ、塵や埃、バクテリアで容易に体調は崩れます。
私は咳に悩まされました。
それはもう腹筋が割れるんじゃないかというほど夜中に咳をしまくった...。
なのにのど飴や咳止めは無し。
結局巡礼の序盤で咳が出始め、後半まで続いていました。
再び巡礼するなら咳が出ても慌てないよう、のど飴や咳止めは持っていきます。
足トラブル(マメ)
マメは本当に辛いです。
ほとんどの人は巡礼序盤で足にマメができていましたが、私は巡礼中盤。
それまで履いていた靴下に穴が開き、買い替えてから顕著にマメができました。
痛さが酷いときは、アルベルゲで韓国人女性に肩を貸してもらったことも。
洗濯物を取りにいくだけだのに、痛くてヒョコヒョコ歩いていたのを見かねて肩を貸してくれたんです。
歩き方や靴下の選び方など、もっと事前に調べておけばよかったと思いました。
英会話

最低限の英語でもなんとかなりますが、もっと流暢に話せたら、仲間とさらに会話が広がったかもしれません。
聞き取ることはできるんですが、自分の気持ちをスラスラ伝えられない場面が何度もありました。
自分の思ったこと・感じたことを言葉にできるよう訓練してから、次回は参加したいです。
宿選び

アルベルゲにはそれぞれ雰囲気や特徴があります。
静かな場所もあれば、交流が活発な宿も。
キッチンがあるところとないところ。
シャワーのお湯がでないアルベルゲ。
事前に少し情報を見ておけば、より自分に合った宿選びができたと思います。
情報不足(アルベルゲ・アプリ・事前知識)
「まぁ現地着いたら何とかなるしょ」と思って臨んだスペイン巡礼。
結局は仲間が色々教えてくれて100%楽しめたけど、言われるがままに楽しんでいた面もありました。
・ここのアルベルゲはシャワーカーテンがペラペラ
・アプリの使い方
・翌日の行程は上り坂が多い
・この街の〇〇は美味しい
・この街は△△が観光スポットだから行くべき
など。
特に街の情報は到着する直前か、アルベルゲに着いてから調べて観光していたので、もっと自分好みの行きたい場所があったのでは?と思っています。
事前に予備知識を持っていれば、他のことに目を向ける余裕が持てて、より楽しめたでしょう。
写真や動画
▽映画:星の旅人たちにも登場した有名なアルト・デル・ペルドン。

疲れてすぎていたせいか、写真や動画をあまり残していませんでした。
特にアルベルゲの写真なども思い出の一つだったなぁと。
巡礼前は
・見る景色すべてを目に焼き付けられるように
・流れ作業のように体験していくのではなく、一瞬一瞬を心に留められるように
と心に決めていたんですが、いざ巡礼をすると、「あぁ疲れた!あぁ景色綺麗!でも写真撮る余裕ない!早くアルベルゲに着きたい!」ばかり考えてました。
もっと体力をつけて、荷物を少なくして体の負担を減らせば、写真を撮る余裕もあったのに。
ムシアとフィステーラへ行かなかった
これは一番の後悔。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ到着後、さらに巡礼路は続いています。
映画「星の旅人たち」を見て巡礼に憧れたはずなのに、何年も前に観たせいかムシアとフィステーラの存在をすっかり忘れていた私。
\ 星の旅人たちを観る /
すっかりゴールはサンティアゴ・デ・コンポステーラと決めてかかっていたので、ムシアとフィステーラへ行く余力を残していませんでした。
仲間から見せてもらった写真を見て、行けばよかったと後悔。
出発前からムシアとフィステーラの存在を気にかけておけば、体力を残せたでしょう。
事前に知っていれば防げたこと

巡礼の後悔は、特別な失敗というよりも、「わかってはいたけど、やっぱりダメだった」という小さな判断の積み重ねでした。
ここでは失敗を活かし、「次に歩くなら絶対に気をつけよう」と思ったことをまとめます。
事前に知っていれば...
- 荷物は軽さ最優先
- 靴は妥協しないこと
- コース内容
- 体調が悪くなったときの対処法
- 情報のインプット
荷物は軽さ最優先
「荷物は軽く」というのは準備段階から頭ではわかっていました。
しかし、ノートパソコンを持っていくつもりだったし、必要な物を詰めたらどうしても重い。
そこで考え直せば良かったんですが、「仕方ない。何とかなる」と楽観的な思いで出発。
結果、初日から何とかならず、大後悔することに。
巡礼では、毎日その荷物を背負って歩き続けます。
歩くうちにじわじわと疲労が蓄積。
また、私の場合巡礼+旅行分で53日もつ日用品を持っていきましたが、現地で買い足せばもっと荷物は減らせました。
今なら、
・ノートパソコンは持っていかない
・ボトルの重さを含め、少しでも軽量に
など、1gでも軽さにこだわって荷造りをするでしょう。
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参考スペイン巡礼 | ノートパソコンは持って歩ける?仕事できる?
靴は妥協しないこと
靴は本当に大事。
景色や人との出会いが素晴らしくても、足が痛いとそれだけで辛くなります。
歩きながら、自分の足に合う靴の重要性を何度も感じ、「次歩くならこういう靴にしよう」と考えていました。
巡礼の8か月後に熊野古道を歩きましたが、
・長距離・長時間歩いても疲れにくい
・耐久性
・上り坂を歩いても耐えられる
・水たまりを歩いても染みない防水性
を考え、靴選びをしました。
結果、熊野古道の大辺路ルートはフランス人の道よりも険しかったので、スペイン巡礼で履いた靴では危険すぎたでしょう。
しっかり選んで大正解でした。
スペイン巡礼でもちゃんと選ばなかったことが悔やまれます。
フランス人の道の特徴や注意点をまとめた記事もあるので、参考にしてくださいね。
-

参考スペイン巡礼「フランス人の道」とは?初心者が歩く前に知っておきたい特徴と注意点
続きを見る
コース内容

巡礼にはさまざまな区間があり、それぞれ雰囲気も難易度も違います。
「大体1日20~30km歩く」ことは把握していましたが、実際のアップダウンや路面の状況は想像以上でした。
例えば、距離が短くても急な坂が続く日もあります。
距離が短くても結果、疲労度は毎日大差ありませんでした。
どうしても地図や距離だけでは見えない部分があります。
あらかじめどのようなコースなのかを頭に入れておくと覚悟ができると感じました。
体調が悪くなったときの対処法
私の場合、咳に苦しめられました。
しかし咳が出始めてからの対処は全て後手に。
結果、治るまで時間がかかりました。
今なら咳や風邪など、想定できる体調不良に対しての薬は持って行くでしょう。
また、巡礼中は、普段よりも体に負担がかかります。
少しの違和感でも、歩き続けることで悪化することも。
「今日は無理せず休もう」と判断することは、簡単なようで意外と難しいものです。
でも、周りを見ていると、上手に休んでいる人ほど長く楽しく歩いていました。
バスを使ったり、1日休養したりすることも、決して逃げではありません。
巡礼を続けるための大切な選択だと思います。
また、荷物の負担を軽減するためにバックパック配送サービスを利用するのもアリです。
目的地までバックパックを配送してくれるので、身軽な状態で歩けます。
私は2度利用しました。
しかしメリットもあればデメリットもあるので、詳しくは下の記事をご覧ください。
続きを見る
参考スペイン巡礼、バックパック配送サービスのメリット・デメリット
情報のインプット

巡礼はシンプルな旅ですが、最低限の情報を知っているだけで旅の楽しさが倍増します。
例えばアルベルゲの情報や街の観光スポット、立ち寄る街のグルメなど。
歩きながら覚えることも楽しいですが、事前に把握しておくだけで余裕が生まれます。
正直短期間の旅行ならくまなく調べて楽しめるのですが、巡礼は日数が多く、インプットの余裕はありませんでした。
1から10まで全てを把握する必要はありませんが、絶対立ち寄りたいところや食べたいものはおさえておくとよいでしょう。
それでも巡礼を歩いてよかった理由

後悔したことがあっても、不思議と「歩かなければよかった」とは一度も思いませんでした。
むしろ、すべての経験が巡礼の一部だったように感じています。
ここでは、歩き終えて心に残ったことを書きたいと思います。
巡礼してよかった理由
- 後悔も含めて巡礼だった
- 人の優しさに触れられた
- たくさんの仲間ができた
- 多くの絶景に出会えた
- 歩くことで変わったこと
- なぜまた歩きたいと思えたのか
後悔も含めて巡礼だった
気付けば「荷物を軽くすればよかった」「もっと調べておけばよかった」など、後悔ばかり。笑
でも振り返ってみると、そのすべてが巡礼の一部だったと感じます。
なんだか私の雑な性格が、そのまま巡礼に反映されていたような気がします。
完璧じゃないからこそ、自分らしい旅になったのかもしれません。
人の優しさに触れられた
荷物が重く、苦しんでいたのは自業自得なのに、とにかく色んな人が助けてくれました。
荷物を持ってくれた仲間や、薬をくれた仲間には感謝してもしきれません。
日常以上に人の優しさに触れられた旅でした。
仲間だけでなく、地元の方も道を教えてくれたり、笑顔で声をかけてくれたり。
小さな優しさの積み重ねが、心に残っています。
たくさんの仲間ができた
同じ道を歩く人たちとは、自然と会話が生まれていく。
・今日はどこまで歩くの?
・今日はどこから出発したの?
・出身国は?
・スペイン巡礼はサンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩くの?
・今日はどのアルベルゲに泊まるの?
・巡礼は何回目?
など会話のネタは盛りだくさん。
短い時間でも深くつながれる瞬間があり、多くの仲間ができました。
多くの絶景に出会えた

朝焼けを見ながら歩いた日、丘の上から見た広い景色、風にたなびく草木、静かな村の夕暮れ...
写真では伝わらないかもしれませんが、多くの絶景に出会えました。
丘の上から見た景色は、カメラにはおさめきらないほど圧巻。
歩いた人だけが感じられる特権だと思います。
歩くことで変わったこと
考え方も日常の見え方も、だいぶ変わりました。
それにたくましくなったと思います。
・初日のピレネー越えを成し遂げた!
・あんなに毎日辛そうに歩いていたのに、サンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩ききった!
この2つが自信に繋がり、「ちょっとやそっとのことじゃ負けないぞ」と強くなれました。
海外での決意って帰国したら日常に紛れて次第に薄れていくけれど、この自信は今も継続中です。
なぜまた歩きたいと思えたのか
次第に巡礼の終わりが見えてくると「また歩きたい?」という会話が繰り広げられます。
実は私、巡礼中もゴールしてからも一貫して「二度と歩きたくない」と答えていました。
だって想像以上に辛かったし、こんな苦行は1回だけでいいと思ったから。
でも不思議なことに、帰国してから4か月ほど経った頃、また歩きたいと思ったんです。
それはスペイン巡礼ではなく熊野古道。
スペイン巡礼を歩き証明書をもらった人が熊野古道を歩くと、デュアルピルグリム(2つの巡礼の達成者)の証明書がもらえるんです。
証明書が欲しいのと、なにより「後悔を糧にパワーアップした私が熊野古道を歩いたら、あのときより辛くないんじゃないか」という気持ちもあるから。
「また歩こう」と思えたのは正直奇跡なのではないかというくらい、頑なに歩きたくなかったのに...。
では、フランス人の道をもう一度歩きたいかと聞かれたら答えはNO。
体力面が理由ではありません。
前回と同じ仲間と同じ体験ができるわけではないので、少し寂しくなりそうな気がするからです。
「前回はここで〇〇さんと△△さんとお酒を飲んで語ったなぁ」とか。
歩くなら別のルートかなと思っています。
スペイン巡礼で後悔しない人の共通点

巡礼中、多くの人と出会い話していると、「楽しんでいる人」には共通点があるように感じました。
特別な能力ではなく、次のようなちょっとした考え方の違いだったように思います。
後悔しない人
- 自分のペースで歩く
- しっかり準備している
- ケガや体調不良の対処法を心得ている
- 完璧主義じゃない
自分のペースで歩く
速く歩く人もいれば、ゆっくり景色を楽しみながら歩く人もいます。
誰かと比べる必要はありません。
自分のペースで歩いている人ほど、歩き方がリズミカルではつらつとしていて、自分のリズムを分かっているように見えました。
休憩を取るタイミングや時間などが一定していて、それを掴んでいるからこそ辛くないのだと思います。
しっかり準備している
準備しすぎる必要はないですが、基本的な情報や装備を整えている人は余裕があり、頼もしくも見えました。
私は巡礼のために揃えた装備も多く、使い慣れていないことから常にあたふた。
使い慣れないポンチョ、寝袋を毎日ギュッと畳んで小さな袋に入れる作業、ポケットの多いバックパック...。
・使い方を知っている
・普段から慣れ親しんだものを使っている
このような人は、余裕があるからこそ、旅を楽しめるのだと思います。
ケガや体調不良の対処法を心得ている
巡礼は長距離で時にはアップダウンの多い日を何日もかけて歩くので、体を大切にすることが一番です。
足のマメはあるある現象ですが、皆さん対処法を心得ていました。
中にはミニ裁縫セットで、マメを縫っている人も...。
不思議だったのは、縫っているのに次の日もスタスタ歩いていること。
私は幸いマメに穴を開けて水分を出し乾かす程度で収まりましたが、それも対処法を知っている人から教わりました。
また、咳に苦しんでいたときは、咳止めの薬をもらったことも。
この巡礼では随分と多くの人に助けてもらいました。
情けないやらありがたいやら、色んな感情が交差したのを覚えています。
完璧主義じゃない
予定通りにいかなくても、それを楽しめる人。
そんな柔軟さが巡礼では大切なんだなと確信しました。
例えば目的地の街でアルベルゲがどこも満室だったらどうしようと心配していましたが、仲間は「それはそれで面白い」と言うんです。
確かにアルベルゲが満室の場合は、1つ前の街に戻るか進むかのどちらか。
疲れている中を1つ先の街まで歩いたら、それもまた思い出になります。
アルベルゲが満室なのはこの世の終わりではありません。
ちょっとした困りごとを柔軟に楽しむのも、巡礼を楽しむコツなのだと思うようにしました。
後悔しないために、これから歩く人へ伝えたいこと

最後に、これから巡礼を歩く人へ。
毎日ヒィヒィ言いながら歩いた私から伝えたいことはこちら。
これから歩く人へ
- 比較しなくていい
- たくさん景色を楽しんで
- 荷物は少なく、できるだけ体力をつけて
比較しなくていい
SNSや他の巡礼者の話を聞くと、自分の歩き方が正しいのか不安になることがあります。
でも巡礼に正解はありません。
私が会った人は、
・ほんの数日だけ歩いて帰国した人
・サンティアゴ・デ・コンポステーラからロンセスバージェスへ向かう人(皆と進行方向が逆)
・1日の距離を短くし、多くの日数をかけてサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう人
など、多くのタイプの巡礼者に出会いました。
それに歩くのがキツくても比べなくていいんです。
私も何人もの人に追い越されましたが、「これは競争ではないから大丈夫」と考えるようにしていました。
自分のペース、自分の選択を大切にしてください。
たくさん景色を楽しんで

確かに早くアルベルゲに着いたら自由時間は増えるし、洗濯物は良い場所に干せます。
でも距離や到着時間ばかり気にしていると、大切な瞬間を見逃してしまうことも。
スペイン巡礼では一度歩いたら、もう一度巡礼をしない限り、二度と同じ景色に出会うことはありません。
少し立ち止まって、空や風景を見る時間も大切にしてほしいです。
そして景色だけでなく音も。
ニワトリが朝コケコッコーと鳴く声や牛がンモ~~と鳴く声は、中々日常では聞かない音。
普段聞かない音もぜひ楽しんでくださいね。
荷物は少なく、できるだけ体力をつけて
これは私が大失敗したので、どうか私のようにはならないでと伝えたい。
シンプルですが、本当に大事なことです。
荷物が軽いだけで、歩く楽しさは全然違います。
そして、少しでも体力をつけておくと、巡礼の余裕が増えます。
まとめ|スペイン巡礼で後悔したことは、すべて「歩いた証」

スペイン巡礼を歩いて、正直に言えば後悔することもありました。
荷物の重さに苦しんだし、体調を崩して「せっかく巡礼しているのに体調を崩すなんて」と思った瞬間もあります。
もっと準備しておけばよかった、体力をつけておけばよかったと感じたことも一度や二度ではありません。
でも振り返ってみると、その後悔も含めて巡礼だったのだと思います。
完璧な準備をしていても、思い通りにならないことは必ず起きます。
天気も、人との出会いも、自分の体調も、すべては歩きながらしか分からないものばかりでした。
少し荷物が重くても、思ったより辛くても、それは全部あなたの巡礼の一部になります。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を見たときに、達成感から後悔や辛い出来事が昇華されるはず。
そして不思議なことに、後悔したはずの出来事ほど、あとから振り返ると一番強く記憶に残っています。
スペイン巡礼には正解も、不正解もありません。
誰かと比べなくていいし、速く歩く必要もありません。
ただ、自分のペースで、自分の巡礼を歩けばいい。
もしこの記事が、これから歩くあなたの不安を少しでも軽くできたなら嬉しいです。
Buen Camino!
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▼読んでいただきありがとうございます

