こんにちは、haggyです。
大きな街パンプローナでビールと美食を堪能し、パワーチャージ。
迎えた4日目の目的地はプエンテ・ラ・レイナ。
この日は今後の旅に影響を及ぼすトラブルが発生したのです。
一瞬の油断が命取りになった。
これからの旅どうしよう。
あんなことしなければよかった。
後悔ばかりしてしまうトラブル、一体なにが起こったでしょう。
今回も巡礼に役立つ情報を交えながら、4日目を振り返っていきます。
スペイン巡礼を経験して
これまで自分が人に助けてもらうなんて「甘え」だと思っていた。
でも見返りを求めない優しさがそこらじゅうにあった。
そして私はポンコツすぎた。。。
2025年5月~6月、スペイン巡礼にてフランス人の道を歩きました。
フランスのサン=ジャン=ピエ=ド=ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまで、その距離約780km以上。
日々限界を超えて歩いていくなかで、多くの失敗をし、泣きたくなる出来事に遭遇し、でもそれ以上の喜びと楽しさ、感動を味わいました。
毎日が宝物のような日々。
人生観すら変える旅だったからこそ、日記では嘘偽りなく全てをぶつけたい。
汚い体験・嫌な思い出・準備不足だったことも全て包み隠さず。
・海外旅行の体験談を読みたい方
・スペイン巡礼がどんなのか知りたい方
・スペイン巡礼をしようか迷っている方
が楽しめて参考になるように日記を綴っていきます。
フランス人の道ではパンプローナ、ログローニョ、ブルゴス、レオン、アストルガなど大きな街に立ち寄ります。
大きな街では観光しておきたいもの。
HolaflyのeSIMはデータ通信が無制限で使えるので、その場でネットを使ってすぐに観光情報をチェックできる♪
毎日行き当たりばったりの旅でしたが、ネットが自由に使えたおかげで、その街の主要なスポットやグルメはおさえられました。
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この記事でわかること
スペイン巡礼日記⑤ | 4日目、今後の旅に影響を及ぼすトラブル発生!

この日もAM6:30出発。
夜中雨が降ったのか、地面が濡れている。
1泊してゆっくり観光するはずだったパンプローナを抜けるため、歩き出したのでした。
やっぱり乾かなかった洗濯物
前日外に干した洗濯物を室内に取り込み、一晩部屋に干しましたが、はやり乾かず。
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参考スペイン巡礼日記④ | 3日目、絶望の後パンプローナへ!グルメ三昧した話
続きを見る
特に靴下と、ユニクロのエアリズムUVカットフルジップパーカー(以下パーカー)がちっとも乾いていなかった。
というわけで、パーカーはバックパックの背面に挟み、靴下は手で持つことに。
手で持って歩くなんて違和感ですよね。
理由はパーカーを背面に挟んだことで、靴下を風に当たるところに干せないと思ったから。
クリップで留めるなど、手で持つ以外にも方法があったと気づいたのは数日後なのでした。
手洗いスキル0だったので靴下の汚れが落ちてませんが、見逃してください。
ポイント
靴下はワークマンの5本指ソックス。
3足持っていき、12日ほどで全て穴が開いてしまったが、これを履いている間は足のマメに悩まされることはなかった。
靴下片手に歩いたパンプローナの街。
本日の目的地プエンテ・ラ・レイナは23.9km先。
今日は早く着いて、早く洗濯したいな。
激しいケンカ
朝6時半過ぎのパンプローナは、車こそ通っているものの、歩いている人はわずかな巡礼者のみ。
しかし、眠い目をこすりながら歩いていると突然耳をつんざくような叫び声が。
一気に目が覚めて前方を見ると、パンクないで立ちをした若い女性が男性に向かって怒鳴っている。
叫び声&スペイン語だったので、何を言っているかわからないけど、この感じは痴話げんか。
怒鳴って男性を突き飛ばし、それを止める女性。
朝から血気盛んだなぁ。彼氏、浮気しちゃったのかな。
「どうかナイフを出して巻き添えくらいませんように」と願いながら、ケンカする若者たちの横を足早に通り過ぎたのでした。
ほどなくして公園に到着。
公園を横目にぐんぐん歩きます。
初めての朝食
歩き始めて40分。
お腹は空いていないけれど、コーヒーは飲みたい。
ちょうどそのときオープンしているカフェを発見。
吸い込まれるように入ると、ショーケースには甘そうなパンが。
ポイント
パンプローナ以降、朝も空いているカフェが増えてくる
パンを眺めているうちに、コーヒーとともにパンを食べてる自分を想像。
朝からスペインでパンとコーヒーを優雅に食べる私、なんておしゃれなの。
実際はオシャレ度0のスタイルなんだけど、どうにも食べたくなってきたので、朝食タイムをとることに。
今日の目的地、プエンテ・ラ・レイナはアルベルゲやホステルの数も十分あるし、予約なしでも大丈夫そう。
ここで朝食タイムをとってもきっと宿無き子にはならないだろう。
激甘のパンがブラックコーヒーで引き締められる。
朝食といえど、休憩するにはいささか早い気もする。
でもこれまでの3日間の経験上、お腹が空いたときにカフェがあることなんてなかったから、このタイミングで食べられて良かった。
のどかな道
パンプローナを抜けるとのどかな道が続きます。
このときの天気は曇り。
晴れていたらもっと美しく見えたんだろうな。
初めて見る植物だったので思わず写真を。
ポイント
フランス人の道では州ごとに見れる植物が異なってきます。
・前半ぶどう畑をたくさん見たと思ったらある場所を境に全く見なくなる
・中盤、真っ赤な花が咲いていたのが印象的だったけど、後半見なくなる
など。
印象に残った植物は撮れるうちに撮影しておくのがおすすめ
この辺は上り坂があまりなく、歩きやすかった。
トラブル発生
平坦な道が続く、比較的歩きやすい道。
写真は乾いた道ですが、雨でぬかるんでいる箇所が多々ありました。
そして上の写真を撮った直後、事件は起こってしまったのです。
なんて美しい眺めなんだと景色を楽しむかたわら、パーカーを着ようとした瞬間...
パーカーを床に落としてしまったのです。
しかもぬかるんでいる道に。
やってしまった。
わー、うわー、マジかー。
少し肌寒くてパーカーを着たかった私。
パーカーどのくらい乾いたかをチェックするために、背面から取ったことで悲劇が起こってしまったのです。
下の写真を撮ったときは、ドボンした1時間後。
泥が乾いて大した汚れじゃないようにも見えますが、洗ってもまだら模様になってしまうほどの汚れ。
一瞬の油断が命取りになってしまいました。
注意ポイント
巡礼中は、手に何かを持って歩かない方がいい。
洗濯物は全てバックパックにくくりつけよう。
例え物を持っていても、ぬかるんだ道などでは持ち替えるなどはしない方がいい。
寒くてもぬかるんだ道で服を脱ぎ着しようとしない方がいい。
やってしまったことは仕方ない。
次に考えるのは、このパーカーをどうするか。
パーカーは1枚しか持ってきていないので、これを捨てたらTシャツとウルトラライトダウンのみ。
肌寒いときに着ることを考え、まだら模様になりそうだけど、持っていくべきかしばらく迷いました。
このように、巡礼では今回のように予期せぬトラブルに見舞われることも。
私のトラブルはパーカーを1つ失っただけで済みましたが、ケガやスリなどは実際に被害に遭うとどうすればいいかわからなくなるもの。
そんなとき、インターネットがあれば対処法を調べられるので不安が軽減されます。
スペイン巡礼で快適にインターネットをするならHolafly(オラフライ)のeSIMがおすすめ。
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それにトラブルに遭わなくても、休憩中では自由にネットやSNSを使えるのも魅力。
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迂回
左手に靴下、右手に汚れたパーカーを持ちながら歩いていると、分かれ道が。
「工事中につき、迂回ルートを行くよう」書かれた看板がありました。
正規の巡礼路じゃないし、なんだかなぁと思いながらも迂回ルートを歩くことに。
相変わらず歩くのが遅いため、多くの人が私を追い越していきます。
そして追い越すときに「Buen Camino」と言いながら、泥がついたパーカーを見た瞬間、気の毒な目をして憐みの言葉をかけてくれました。
みんな優しいね。
ありがとう。
上り坂
迂回ルートは車通りが多い道。
景色も単調で、「いつまで続くんだろうこの道は」と飽き飽きしてきた頃に、上り坂が。
▼斜面で草を食む牛たち
急そうに見える上り坂。
これまでの経験上、上り坂ではゼェゼェハァハァするので、手に洗濯物なんて持って歩けない。
というわけで、上り坂の手前にある草むらで、パーカーと靴下をバックパックに収納。
上り坂は思ったよりもきつくない。
まさかこの数日で体力が付いたのか。
いやそんなわけない。
そんなことを考えながら少し上ると、絶景が目に飛び込んできました。
私にとって、この巡礼のなかで上位に入る好きな景色です。
ここで十字架の隣にあるベンチで小休止。
ヘトヘトというほどでもなかったため、休憩時間は10分。
休憩後も緩やかな上り坂が続きました。
絶景を楽しんでいるうちに、サリキエギという街に到着。
ここで休憩を取る人も多かったが、先ほどベンチで小休止したので先へ進むことに。
スタートから11kmの地点。
まだ半分も来ていない。
でも景色が美しくて歩くのが楽しい。
映画で見た景色
あまりにも景色が美しく気分がよかったので、歩きながら夫とビデオ通話。
この景色を見せたら、壮大さに驚いていました。
いつまで続くかわからない道。
でもさっきの迂回ルートと違ってちっとも飽きない。
緩やかな上り坂が続くのに、景色の美しさに自然と笑みがこぼれてくる。
この4日間で初めて、歩くのが心から楽しいと思いました。
上から見下ろす景色も素晴らしい。
なんて気持ちいいんだろう。
楽しみながら歩いているうちに、スペイン巡礼を題材にした映画「星の旅人たち」にも登場したシーンが。
青い空の下、なだらかに広がる緑の大地。
そして錆色の鉄でかたどられた巡礼者たちのシルエット。
ここはアルト・デル・ペルドンといってフランス人の道の名所の1つ。
「許しの山」という意味なのだそう。
鉄の巡礼者像の列は、過去から現在まで数えきれないほどの人々が歩き続けてきた道を物語っているように見えました。
誰もが足を止めて写真を撮っているなか、ぬかるみにドボンしたパーカーを捨てることを決めたのでした。
足トレのような下り坂
360度に広がる絶景を望んだ後、待ち受けているのは下り坂。
少し大きめの石で敷き詰められた砂利の下り坂。
これがとんでもなく歩きにくい。
砂利が靴底を貫通するんじゃないかってくらい、連日歩き続けた足の裏に突き刺さる。
しかも上り坂からの下り坂で、足がついていかない。
太ももがビンビンでした。
何を思ったか、ストックを持たずに旅をしていたので、このときはストックが欲しかったです。
美しい街を越えて
砂利道を下り続けると、やがて小刻みに街を通り過ぎていきます。
街が見えてくると嬉しい。
▼ウテルガ手前
途中、巡礼で履く靴に花が飾られたオブジェを見かけました。
スペイン巡礼中、たびたび見たこのオブジェ。
巡礼者がサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂に到着した際、巡礼が完了したことを象徴するものとして靴に花を飾る習慣があるそう。
オブジェはこの習慣に由来するもので、
・達成感や喜びを表現
・他の巡礼者との連帯感を示す象徴
として、広く行われているのだとか。
このオブジェの意味は帰国してから知ったので、私も巡礼完了後に花を飾ればよかったな。
穴が開いてポイっと捨ててしまった。
そしてプエンテ・ラ・レイナまで4.4kmのところにあるムルサバル。
ムルサバルと聞いて、ムルザバエブ騎手がずっと脳裏に浮かんでいた。
オバノスの教会。
プエンテ・ラ・レイナまであと2.6km。
ここまでくるとゴールは近いんだけど、やっぱりラストはきつかった。
疲れも吹き飛ぶコース
ラスト30分~1時間がキツイのは毎日のこと。
でもこの日の景色は上り坂を上り始めたあたりから、天気が回復し絶景続き。
これまでで一番疲れない日でした。
プエンテ・ラ・レイナのアルベルゲにて

アルベルゲは「Padres Reparadores Pilgrims Hostel」という公営のアルベルゲ。
私が到着したとき、5人の巡礼者が受付待ちで並んでいました。
部屋割り
部屋へ行くと、みんな韓国人。
ピレネー越えで少しだけ一緒に歩いたグループや、3日目にエンタメの話で盛り上がった韓国人女性のSさんなど顔見知りばかり。
こういう嬉しいサプライズがあると、疲れも吹き飛んじゃいます。
ポイント
アルベルゲによっては、アジア人が同室になるよう割り振ってくれるところもあるようです
私が到着したときベッドがもう1つ空いていましたが、そこには札幌出身のRくんが来ました。
どしゃぶりの雨

アルベルゲに到着し、だら~っと休みたいところですが、シャワーと洗濯をしないと落ち着きません。
シャワー共用に慣れず(最後まで慣れることはなかった)、四方八方の壁に髪の毛が付いているのが憂鬱。
洗濯は手洗いに慣れず(これは後々慣れてきて好きな作業になる)、かつ手洗いしてバリっと洗濯物が乾いたことがまだない。
そんな二大憂鬱な作業をこなし、やっとフリータイムかと思いきや、洗濯物を干した直後どしゃぶりの雨が。
雨粒が地面に打ち付けられ、激しい音が鳴るほど。
かろうじて屋根付きだったけど、これで今日も乾かないことが確定したのでした。
団らん①
コーヒーでも飲もうかと食堂へ行くと、初日ロンセスバージェスでのディナーで一緒のテーブルになり、その後も巡礼路で会う度にフレンドリーに話してくれたブラジル人親子が。
ワインを一緒に飲もうと誘われ、ちょうど近くにいた札幌出身Rくん含めご一緒させてもらうことに。
ワインとエンパナーダ、チーズ、ヨーグルトをごちそうになりました。
お金を払おうとすると、「No~」と断るのです。
「いい、私も払うから」「いいいい、ここは私が」という押し問答をここでするのも滑稽なので、ここはお礼を言って後日どこかでお礼することに。
ここでブラジル人親子とインスタ交換。
日本に帰って気づいたのですが、娘さんは日本の俳優・山﨑賢人さんのインスタをフォローしていることが判明。
私もフォローしているから気付いたのですが、この日そのことを知っていたらもっと盛り上がれたんだろうな。
先ほども紹介しましたが、HolaflyのeSIMならトラブル発生時だけでなく、いつでもどこでも仲良くなった人とインスタ交換できます。
それだけでなく、好きな音楽をかけて紹介したり、好きな映画の英語タイトルを調べたりなど、インターネットが繋がっていることで会話が広がるのも嬉しい。
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「でもアルベルゲで連絡先交換するなら、フリーWiFiを使えばいいんじゃない?」と思いますよね。
スペイン巡礼のネット事情を解説した記事もあるので参考にしてみてください。
-
参考スペイン巡礼インターネット事情~WiFiはある?SIMは必要?~
続きを見る
団らん②
ブラジル人親子との団らんが終わり、一旦人里離れたテーブルで仕事を。
仕事が終わった後は初めましての輪に加わりました。
イギリス人男性、イタリア人女性のIさん、初めての巡礼友達・オーストラリア人のPさんなど。
ここでもインスタ交換。
気付けば食堂のあちこちで、皆まるで旧友が集ったかのように盛り上がっていました。
トランプ
この日最後のイベントはトランプ。
ルールまったくわからないけど、みんな親切に教えてくれた。
国によってルールが若干違うらしく、「俺の国ではこういうルールがあるんだ」と教え合って新たなルールが出来上がっていました。
トランプしながら話したイギリス人男性は、「疲れたからお休みする日も作りたいけど、せっかく仲良くなった仲間と離れるのは嫌だな」と言っていた。
お休みする=みんな先へ進んでしまうからこれっきりになるかもしれない。
正直わたしはグループに属すほど誰かと仲良くなっていたわけではなく、たまたま歩いているときに楽しく話す程度だったので、そこまでの感情はなかった。
札幌出身のRくんとはなんだかんだこれまで毎日どこかで会っていたし、とても素敵な青年だった。
でも年齢が離れていたし、あまり私からくっつくと彼の思い出作りを邪魔してしまうのではないかと遠慮していたところもあった。
しかし翌日以降の出会いで、イギリス人男性と同じ感情を抱き始めるようになるのです。
今後どんな出会いが待ち受けているのか、翌日以降の日記もお楽しみに。
さて、
・トラブル時のインターネット
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・どこでもビデオ通話
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